夜 トイレ 回数の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
震災後、秋ごろから夜のトイレの回数が増え、寝不足で翌日に疲れが残り
仕事になりません。
今年は特に寒く、からだの老化を感じ、先行き不安で、漢方相談。
冷える環境でのお仕事で、夜中に何度もトイレに起き、睡眠不足で体調が悪く体力的に限界で、午後早めに仕事切り上げていましたと話されていました。
中医学には、夜間の頻尿には補腎縮尿法(ほじんしゅくにょうほう)と言う夜間の頻尿改善法が有り、腎(漢方では泌尿器系全般)の陽気を補い膀胱の働きを強め尿の漏れを防ぐ改善法がタイプ別にあります。
年齢的に腎の老化や冷えが有り、震災後の体調不良、抵抗力の不足から
膀胱炎の症状も訴えてしました。
腎を強化し炎症を改善する養生法や漢方を提案しました。
その後電話があり、体調もよく夜のトイレも1回で済む様になったと
話されました。
冬は、陰陽五行説で考えると「腎(北、夜半、冬、寒、蔵、膀胱)」にあたります。
腎は寒さに弱く、この時期、体が冷えたりエネルギー不足が続くと、
腎(ホルモン、泌尿器系)の機能が衰えやすくなります。
腎は生命の源、日頃の腎の養生が老化や夜間の頻尿などの予防になります。
腎を元気にする食養生(食べるお薬)をご紹介しました。
木の実類:くるみ、松の実、くこの実、桑の実。
粘り、渋みのあるもの:山芋、蓮の実、銀杏、もち米、牡蠣。
温性(体を温める)もの:海老、羊肉、にら、鶏肉、牛肉、シナモン、ヨモギ、生姜。
黒いもの(腎は黒を表す):黒豆、黒きくらげ、黒ごま。
鹹味(自然の塩からい):なまこ、海苔、昆布、他の海藻類
TEL:0226-27-2108
住所:宮城県気仙沼市長磯船原33-1